「旧郡部火葬場存続を 仏教団体1万人署名提出へ」

 佐賀県唐津市が検討している火葬場の統廃合について、浄土宗佐賀教区唐津組(平野忠彦組長)は平成26年10月10日、存続を求める1万2170人分の署名を市長に提出する。旧郡部の火葬場が廃止対象となっており、「地域の絆を残していくためにも施設は必要」と訴えている。

 署名は平成26年9月から集め、唐津市内のほか、肥前斎場を使用している東松浦郡玄海町や長崎県松浦市の鷹島の住民からも集まった。平成26年10月9日に市議会議長に存続要望書を提出した。

 署名を集めた相知町の住職秋山隆廣さんは「火葬場が遠くなれば、地域住民みんなで故人を“送る”ことが難しくなる。霊柩車やバスの移動時間が増え、葬儀の費用も増える」と指摘する。十数年後には団塊世代が80歳を迎えるなか、「火葬炉が足りず、希望の時間に火葬できなくなる」との懸念も示した。

 市内には火葬場が大平山、浜玉、相知・厳木、呼子、肥前の5カ所ある。市は炉の耐用年数30年を過ぎた火葬場を順次廃止し、最終的には市中心部の大平山を含め、複数施設に集約する方針。来年度に開く検討会議で存続する火葬場を決める。

 ただ、市町村合併前からの施設で、旧郡部を中心に統合に反対する声も多く、これまで肥前町区長会が存続を求める要望書を提出している。

引用 佐賀新聞

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