
遠方にお住まいの方へで直接お伺いできない場合は、電話や手紙でお礼を述べます。お世話になった方々や葬儀を依頼した僧侶・神官・神父もしくは牧師の方へのご挨拶は、葬儀の翌日か翌々日に喪主自身が出向くのがマナーです。お葬式直後にお伺いしてもかまいません。ただし、遅くとも1週間以内までには済ませておきましょう。
服装は略喪服か略礼装ですが、葬儀後2~3日が経過した場合は地味な平服で。主だった方へは喪主がお礼を述べ、喪主が未成年者や高齢者の場合は遺族代表が出向きます。また、ご挨拶が済んだら早めに引き上げるようにし、場合によっては菓子折りを持参することがあります。
お礼のご挨拶に伺うところ
- お礼のご挨拶に伺うところ
- 宗教者様(僧侶・神官・神父もしくは牧師)
- 葬儀役員や世話役
- ご近所の方
- 故人の勤務先
- 病院・老人ホーム・医療関係の方
※上記以外にお葬式にかんしてお世話になった方がいればご挨拶に伺います。
お礼のあいさつ〈例〉
このたびの葬儀に際しましては、いろいろとお世話になりました。
おかげさまで無事葬儀を済ませることができました。本当にありがとうございました。
弔電への礼状
弔電をいただいた方には、お礼状を出すとよいでしょう。
弔電をいただいた方への礼状〈例〉
このたびの葬儀に際しましては、早速ご丁重なるご弔電を賜りまして、誠にありがとうございました。おかげさまをもちまして葬儀も無事済ませることができました。ここに生前のご厚誼に深く感謝し、心より御礼申し上げます。
供花・供物への礼状
香典をいただいた方には当日「会葬礼状」をお渡ししていますので、あいさつ回りは必要ありません。ただ、遠方から供花・供物を贈っていただいた方には、必ずお礼状を出します。
供花・供物の礼状〈例〉
故○○○○の葬儀に際しましては、ご丁重なる御厚志を賜り、厚く御礼申し上げます。本来でしたら参上してごあいさつを述べなければならないところですが、略儀ながら書中をもって心より御礼を申し上げます。
供花・供物のお礼は付き合いの度合いによって決めるのがよいでしょう。電話で済ませる場合やお礼の品物を持参する場合、また品物を贈ることでお礼に代えることもあります。