帰命頂礼薬師尊
三界衆生の父ははよ
一度名(みょう)号きくひとは
万病除いて楽を得(う)る
我等がために普(あまねく)くも
十二の大願たてたまう
日光菩薩は付き添いて
無明の暗(あん)を照さるる
月光菩薩は涼しくも
苦熱の煩悩掃(はら)はるる
子丑寅卯の十二神(じん)
歳月日時(としつきひとき)に守らるる
七千(ひちせん)夜叉の面々も
刹那も休息在(まし)まさず
あら有難や瑠璃の壺
甘露を湧かして淋(そそが)るる
此(この)信念のかたければ
我身も瑠璃光如来也
七(ひち)ぶつやくし無上尊
現當(げんとう)二世(にせ)を助けたまへ