詠歌御所三十三國西(十一~二十ばんまで)

十一ばん 山しろの國の上だいごじ

ぎやくゑんももらさで
すくふぐわんなれば
じゆんれいだうは
たのもしきかな

十二ばん あふみの國いわまでら

みなみはいづく
なるらんいわまでら
きしうつなみは
まつかぜのおと

十三ばん あふみの國いし山でら

のちのよをねがふ
こころはかろくとも
ほとけのちかひ
おもきいしやま

十四ばん あふみの國みゐでら

いでいるやなみまの
つきをみゐでらの
かねのひびきに
あくるみづうみ

十五ばん 山しろの國いまぐまの

むかしよりたつとも
しらぬいまぐまの
ほとけのちかひ
あらたなりけり

十六ばん きやうときよ水でら

まつかぜやおとわの
たきはきよみづの
むすぶこころは
すずしかるらん

十七ばん 山しろの國ろくはら寺

おもくともいつつの
つみはよもあらじ
ろくはらどうへ
まいるみなれば

十八ばん きやうとろくかくどう

わがおもふこころの
うちはむつかど
ただまろかれと
いのるなりけり

十九ばん きやうとかうどうじ

はなをみていまは
のぞみもかうどうの
にはのちぐさも
さかりなるらん

二十ばん やましろの國よしみね寺

のをもすぎやまぢに
むかふあめのそら
よしみねよりも
はるるゆふだち

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