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挨拶状(あいさつじょう)

挨拶状(あいさつじょう)とは、忌明けの頃(仏式で四十九日、神式が五十日の法要(忌明の法要)が終わる頃に出す挨拶状のことを言い、無事に忌が明けたことの知らせと、お礼を述べる書状のことを言います。

挨拶状を出すタイミングは?

もちろん葬儀に参列していただいたら、お礼状(会葬礼状)はなるべく早く出します。ただし、現在では会葬礼状は葬儀の際に粗供養品と一緒に渡す場合がほとんどです。郵送する場合もありますが、それとは別に香典やお供物を頂いた方にはお返し(香典返し)をします。一般的に、こうした香典返しは忌明けの頃に、忌明けの挨拶状を添えて送ります。

どのように出せばいいの

郵送する場合もありますが、それとは別に香典やお供物を頂いた方にはお返し(香典返し)をします。一般的に、こうした香典返しは忌明けの頃に、忌明けの挨拶状を添えて送ります。忌明の挨拶状は、香典返しに添えて送られますが、その時期は忌明法要の頃です。仏教において、亡くなってから49日間を「中陰」と呼びます。 この間、七日ごとに閻魔大王による裁きが行なわれ、極楽浄土に行けるかどうかの判定が下されるのが四十九日目で、この日(四十九日)が忌明けとされます。

忌明けのタイミングに合わせて法事が行われ(忌明法要)遺族は故人の知人や周囲の方々に対して、忌が明けたことを知らせ、お世話になったお礼の気持ちを伝えます。 本来は先方にお伺いし、お目にかかった上でお礼を申し上げるのがマナーなのですが(忌明けに限らず、お礼は直接申し上げるべきものなのですが)、直接伺ってお礼を申し上げることができないかわりに、お礼状を添えて品物を送ります。

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挨拶状には何故?「、」や「。」が入っていないの?

忌明けに添えるお礼状(挨拶状)の文中では、故人の戒名等も書き記し奉書紙に薄墨で書いて、挨拶状と表書きして送ります。句読点の「、」や「。」は用いません。なぜ句読点を用いないのかについては、おおむね以下の3つの説があります。

  1.  もともと書状は毛筆で書かれていました。毛筆の書状には近世まで「、」や「。」を用いていませんでした。だからお礼状、挨拶状にも「、」「。」は用いないのが正式、という説。
  2. 葬儀や法事がとどこおりなく流れますようにという意味や、つつがなく終わりましたということをこめて、文章が途切れるような「、」「。」は用いません。
    冠婚葬祭に関する案内状や挨拶状全般 も、式や行事が滞りなく流れるように、「、」「。」は用いません、という説。
  3. 「、」や「。」は読む人が読みやすいようにつけられたものであり、読み手の補助をするものと考えられます。あらかじめ句読点をつけた書状を送るのは読む力を充分に具えた相手に対して失礼であるという、読み手に対する敬意から「、」「。」はつけない、という説

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