死亡の連絡は電話が早くて確実です。(今では、ご家族にメールやLINEで連絡を取られる方も増えております。)家族が冷静に対応できない場合は、親戚や近親者が代わり連絡してもかまいません。その際は、故人との関係を相手に伝えてから話します。
早朝や深夜の場合は、「朝早くからお騒がせします・・・・」「夜分遅く申し訳ありません・・・・」などとひと言つけ加えるといいでしょう。
この記事の目次
電話で訃報を伝える内容について
- 誰が(亡くなった人の名前)
- いつ(亡くなった日時)
- 連絡先(自分または責任者の電話番号)
- どこで(病院などの所在地)
- どうして亡くなった(病名やケガなどの原因)
- 通夜・葬儀(告別式)の日時と場所
- 知らせている人の名前と故人との関係
1.親族に知らせる場合
〈例〉
「○○○○の妻、○○でございます。主人の○○が今朝8時00分に○○病院で亡くなりましたので、これから家に連れ帰ります。今後のことは追って連絡いたします。」
2.故人の勤務先への連絡
〈例〉
「私は営業1課の○○○○の家内でございます。主人が本日7時30分頃、○○病院で亡くなりました。葬儀の日程が決まりましたらご連絡いたします」
家族葬の場合
→遺族・親族のみで行うので、ご近所・会社関係などの参列はお断りすることを伝えます。
病気療養中の例文[家族葬]
夫〇〇〇〇(享年〇〇才)、かねて病気療養中のところ〇月〇日 午後〇時〇分逝去致しました。
夫の遺志により、遺族、近親者のみでの家族葬を執り行う事に致します。
つきましては、誠に勝手ではございますが故人の遺志でご香典、ご弔電などのお気遣いは辞退させていただきます。
生前のご厚情に御礼申し上げます。
喪主名 〇〇〇〇
例文はテンプレートとしてそのままコピーしてご利用いただけますが、内容は目的に応じた変更、追加が必要です。 また、文例中に○○で括られた語句または文章がある場合、ご自身の状況に応じた語句に変更してお使いください。
密葬の後、本葬する場合
→「身内だけで密葬を執り行います。本葬は追って連絡します」と伝えます。
香典や供物を辞退する場合はあらかじめその旨を伝えます。
病気療養中の例文[一般葬]
父〇〇〇〇(享年〇〇才)儀、かねて病気療養中のところ〇月〇日 午後〇時〇分永眠致しました。
ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んでご通知申し上げます。
追て通夜・告別式は、〇月〇日午後〇〇時〇〇分より、自宅において仏式(〇〇宗)により相営みます。
なお 誠に勝手ながらご供花ご供物の儀は故人の遺志により堅くご辞退申し上げます。万一お届けくださいましても拝辞させていただきますのでご了承願います 。
1、通夜 〇月〇日(火) 午後7時~
2、葬儀・告別式 〇月〇日(水)午前10時~11時
3、場所 自宅(奈良市内侍原町5-8)
平成〇〇年〇〇月〇〇〇〇日
喪主 〇〇〇〇
電話〇〇〇〇-〇〇-〇〇〇〇
詳細をWordやエクセルで作成し訃報通知で知らせる
親族や町内会、故人の勤め先などへ知らせる場合、亡くなったことと葬儀の日時・場所を記した訃報通知を利用することが多くなってきています。
ご注意
上記はあくまで一般的な死亡連絡内容であって、知らせる相手の関係性・お葬式の規模によって内容を考えます。 また、家族だけで全員に連絡するのは難しいので、特に故人が生前親しくしていた友人に連絡し、ほかの方々への連絡を任せても良いでしょう。
ただし、故人の直属の上司や恩師には、家族から直接連絡するようにしましょう。先方が不在などで電話連絡がつかない時や、電話の通じにくい相手の場合は、電報を打ちます。