大切なご家族が亡くなられた場合、慣れないことで誰もが気が動転してしまうものです。もしもの時に慌てず、大切な方とのお別れのときまでゆっくりお過ごしいただくために、最低限準備されると良いと思われるものをご紹介します。

本籍地の確認

死亡届に本籍地の記入欄があります。住民票の場所は分かっても、本籍地がどこかを把握されていない方が多くいらっしゃいます。最近は、免許証にも本籍地が記載されなくなりましたので、不明確な場合は前もってご確認をお願いいたします。(調べても分からない場合は、死亡届の際に市役所でも確認できます)

印鑑の用意

死亡届の際に届出人様の印鑑(認め印で結構です)が必要です。特に、珍しいお名前ですぐに用意できない場合はご注意ください。

 印鑑につきましては、シャチハタタイプのものは使えませんのでご注意下さい。(三文判をご用意下さい)

宗旨・宗派・宗教者の確認

最近はお寺とのつながりも弱くなり、ご葬家がどの宗派かをご存じでない方がいらっしゃいます。違う宗派で戒名(法名)をいただくと、お寺のお墓に納骨される場合に問題になることもありますので、事前にご確認をお願いいたします。

親戚・知人の連絡先の確認

ご家族が亡くなられた場合にどなたに連絡するか、前もってご確認されておくと、故人様の大切なご友人への連絡漏れを避けられます。料理の数を決める時にも役立ちます。

写真の整理

永く飾るものですから、ご遺影用のお写真はできるだけ鮮明に写ったものをご用意ください。ご旅行やご結婚式など、人生の様々な節目のお写真があれば、今ではコンピューター加工したうえで追悼ビデオを作成して葬儀の際にご会葬者に故人様のご人生をご紹介することもできます。(デジタルカメラ等のデータでも結構です。)

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