ローン契約してまでもお葬式をする必要が本当にありますか?

私個人の考えですが、お葬式のローン契約してまで大きなお葬式をする

必要はありません!

故人様もあなたへの経済的なご負担をさせることをのぞんではいないと思います。今、あなたがお支払いできる葬儀形式を選ばられるほうが最良の方法です。

消費者金融で葬儀代金をお支払いしようとしたお孫様

二十数年前に、お世話になっていた会社で担当させていただいたお客様の話です。

深夜の搬送のお電話をいただき、私はすぐさま身支度や段取りを済ませると寝台車に乗りご指定のお迎え場所の病院へ到着。お客様の山田様(仮名)へご挨拶をさせていただき故人様の移動とご安置させていただくお送り先の確認。無事、故人様をご指定のご自宅のお部屋へご安置を終えて山田様ご家族との打ち合わせ。

小田
どちらかの葬儀社さんをお考えでしょうか?

山田様
いえ、お宅でお願いできますか?

小田
はい、ありがとうございます。お通夜とお葬式の希望される日にちはございますか?

(枕飾りやドライアイスなどの設営を済ませ)

鈴木様
先にお伺いしたいのですが・・・

小田
はい。どのようなことでしょうか?

鈴木様
葬儀費用の支払いですが・・・少し待っていただくことは可能でしょうか?

小田
葬儀費用については、若干の日数でしたらお待ちさせいただいけますが、どのくらいお待ちさせていただくことになりますか?

鈴木様
三ヶ月後に、母が掛けていた〇〇のお金が80万円(当時)入金予定があります。それまで、待っていただけませんでしょうか?

葬儀費用が高額でも支払いは1週間以内が業界ルール

葬儀屋さんへのお支払いは、昔から葬儀終了日を含めて一週間以内が鉄則のようなことを大手互助会にお勤めされていた先輩から聞かされていましたし会社も漏れ無く1週間以内の集金でした。

小田
誠に申し訳ございませんが、いまこちらで私が判断できませんの一度会社に持ち帰らせていただき確認させて頂いておりてからのお返事でよろしいでしょうか?

鈴木様
そうですか・・・

小田
ただ、お寺様のお布施に関しては葬儀当日のお支払いになりますが大丈夫でしょうか?

鈴木様
・・・

小田
弊社の場合、一般的なご家族と親族さまの小規模のお葬式を行っているお客様の平均的な金額でも40万円+火葬料金が必要となります。

僕の個人的なご提案ですが、お母様をお棺にお納めさせていただき生花1対お飾りしてお寺様を呼ばずにご家族だけでお見送りをされてはいかがでしょうか?この形でしたら、20万円で収まりますしお支払いの心配もないのではありませんか?

また、三ヶ月後にお母様がお掛けされていたお金が入金される頃が、ちょうど四十九日(満中陰)法要にあたります。その時に、皆様でお母様の供養をされてはいかがでしょうか?

鈴木(お孫)様
おやじ、俺が朝になったらどっかの消費者金融からでもお金借りてきたら済むことや!俺が何とかするわ!そうしないと葬儀できんのやろ!

小田
確かに、お孫様が言われるようにお金を借りてきて頂ければ会社としては問題はございません。しかし、おばあちゃんはご自身のお葬式代金を可愛いお孫さんが借金をしてまで行い本当にお喜びになられるでしょうか?

小田
葬儀社の私が言うのもおかしいですが、
”お葬式=祭壇”や”葬儀=お寺さん”ないといけない風潮ですが・・・。

少数ではございますが、先ほどご提案させていただいた形式で自宅内外の飾り付け・祭壇・沢山のお花など飾らないお葬式をされているお客様もいらっしゃいます。

私は形にこだわらず”お葬式=故人をおもう心”が一番かと思っております。

例えば、火葬までのお時間までそばに居てお話されるやお体に触れるなど。お葬式以降は、おばあちゃんのことをふとした瞬間に思い出すことなのかと思います。

(当時 ほんとうに少数のお客様でしたが、私自身が色々なお客様のお手伝いをさせていただき故人様とご家族の距離が近く感じて本当に良いと思い経済的な事情を抱えている方だけではなく少人数のお客様にはお勧めさせていただいておりました。)

鈴木様
〇〇(息子様の名前)!お金借りてまではいいよ。この葬儀屋さんの言う通りおばあちゃんは喜ばんわ。提案していただいた形式でさせていただきます。

小田
承知いたしました。火葬は2日後の朝一番をお取りさせていただきます。ゆっくりとお別れできるかとおもいますがいかがでしょうか?ご納棺やお花の設営などは、本日のお昼にお伺いさせていただきます。また、ご集金まで私がお手伝いをさせていただきます。

鈴木様
はい。宜しくお願い致します。

お葬式はなにごとも無く無事、出棺の日を迎えすべてが終了後に、お客様からのお言葉をいただけました。

お支払い時に、「正直なところ、最初は小田さんに提案してもらった時には・・・だったのですが、この形でしてもらって本当に良かったと思いました。おばあちゃんのお友達もお別れに来てくださったりして、息子や来れないと言っていた娘もゆっくりとお別れができてよかったと喜んでいます。」

本当にありがとうございましたとのお声もいただき、息子様からの険悪なムードもなくなり距離が縮まったことを覚えております。

おもうこと

ご家庭内には、経済的な事情を含めていろいろな諸事情があるとおもいます。

何度も言いますが無理をしないでください!お葬式をしてあげるよりも「火葬のみ(直葬)」をされて日常生活の中で、ご供養をされるほうが故人さまもお喜びになられるかと私は信じております。

山田様ご家族との出会いが「贈る葬儀こころ」の基礎となっております。弊社では葬儀ローンを取り扱っておりません。また、今後も導入することも考えておりません

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