チラシ裏を利用した愛情のこもったエンディングノート

鈴木一郎様(仮名)は、癌と診断され三回の手術を受けておられました。
経過検診を受けた時に余命六ヶ月の宣告を医師から受けたことをきにご自身のお葬式を考えはじめて、弊社を含めて6社の葬儀社さんに足を運んでおられました。

贈る葬儀こころの最初のお客様

最初にお会いさせていただいた時に、鈴木様のご要望や現在の生活状況や息子様のお話など色々なお話をお伺いさせていただきました。

鈴木様
離れて暮らす息子に、ワシ(自身)の葬儀を頼まなあかんし少ないけども少しの財産やけどあるからどうしたらいいかなぁ?

小田
そうですね。自宅に余ってるノートやチラシの裏などに鈴木さんのお持ちの財産などの管理場所や管理者(弁護士さん)がいらっしゃれば連絡先などを詳細に記載しておけば息子さんも迷われないかと思います。また、もしもの時の葬儀社さんの連絡先や担当者名を最初のページに記載しておけば息子さんも鈴木さん自身も安心できるのではありませんか?

鈴木様
兄ちゃん。ええこと言うなぁ~帰ったらすぐに書きだすわ

葬儀は焼いてもらうだけでかまへんねん。それと、ワシの死に顔を誰にも見せんといてほしいねん

小田
火葬だけをご希望ですね。う~ん。鈴木さんが言われるように死に顔を見せんといて欲しいというのは現実的に無理ですね。病院で鈴木さんがお亡くなりになれば、必ず息子さんにご連絡が入ります。

鈴木様
そうか!なら、棺に入った後はどうや!

小田
離れて暮らす息子さんが最後のお別れをされると思います・・・。

鈴木様
そうか・・・。長い時間 話を聞いてくれてありがとう!

小田
いえ、鈴木さんが体調の良い時にまた葬儀社さんに足を運んでいただき本当に火葬だけで良いのかと葬儀社さん決めてノートに書いておいてあげてください。

その後、毎月一回 「あんたがおらんようなったらあかんし確認しにきてるんや」と冗談をいいながら
お元気な姿を見せて頂いておりましたが・・・。

別れは突然に

深夜、いつもの様に電話が鳴り応対すると・・・
鈴木様の息子様からの葬儀依頼でした、すぐさま支度をして鈴木様の入院されていた病院へお迎えに向かい。

息子様への挨拶を終えると、差し出されたメモはチラシを均等に揃え切られ丁寧にまとめられた手作りのエンディングノート葬儀社を初め色々なことが事細かく書かれていました。

鈴木(息子)様
このメモに、葬儀社さんの名前と電話が書かれていたのでお電話させていただきました。

小田
そうでしたか、寂しくなりますね。お父さんを安置所まで搬送させていただきますね。

その後、息子様との打ち合わせをさせていただきご本人様がエンディングノートに記載しておられた火葬のみのお葬式をお手伝いをさせていただくととなり、お亡くなりになられた2日後に息子さんと奥様とがお見送りをされ無事終了することができました。

おもうこと

離れ離れにお暮らしになられているお子様がおられる方は、自身のお葬式や伝えて置かなければならないことを書き上げておかれることをお勧めいたします。

また、お一人で生活されている方からのご相談をお受けする際には、必ずエンディングノートの記入と元気なうちに子供さんとお話されてはいかがでしょうかとお伝えさせていただいております。

(立派なエンディングノートを購入されなくてもご自宅に余っているノートで十分です)

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