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送り火( おくりび )

送り火( おくりび )とは、お盆の行事の一つで、お盆の期間に一緒に過ごした先祖の霊を現世からふたたびあの世へとを送り出す行事です。家庭では、一般的に送り火は、迎え火を行ったときと同じ玄関先などで行います。 16日は盆送りといい、お盆の間一緒に過ごした祖霊を送りだし、盆明けとなります。送り盆とも呼ばれます。送り火は家庭の玄関先や庭で行われるものから、地域社会全体行事として行われる大がかりなものまで、さまざまな規模で行われています。

大きく分けて、山で行われる送り火と、海や川で流す送り火の2種類が、地域行事として根付いています。 仏教が庶民の間に浸透した室町時代以後には年中行事の一つとして庶民の間に定着したといわれています。 山の送り火としては、京都五山送り火・奈良大文字送り火などが有名なものです。 また、海の送り火としては、「灯籠流し」(「精霊流し」)と呼ぶ地方もあるが全国的に行われています。

盆棚の飾り物や供物を盆船に乗せて、川や海に流します。長崎の精霊流しも(精霊船)その中のひとつです。「精霊流し」は、家の祖先を送りを送るだけではなく水死者・無縁仏の供養とするもいわれています。地方によってその由来や意味会い、行事の内容、行われる時期などはそれぞれ異なっていて、観光行事として最近行われ始めたものもあるようです。

山の送り火

京都五山送り火

京都五山送り火
現在では、祇園祭と並び京都の夏を彩る風物詩として全国的にも有名です。「五山の送り火」は東山如意ヶ嶽の「大文字」がもっともよく知られ、ほかに松ヶ崎西山・東山の「妙・法」、西賀茂船山の「船形」、金閣寺付近大北山(大文字山)の「左大文字」及び嵯峨仙翁寺山(万灯籠山・曼荼羅山)の「鳥居形」の五つを指します。(以前には「い」(市原野)、「一」(鳴滝)、「竹の先に鈴」(西山)、「蛇」(北嵯峨)、「長刀」(観音寺村)なども点火されていましたが、早く途絶えたといわれています。)

一般的に送り火そのものは、盆の翌日に行われる仏教的行事であり、再び冥府(冥府・死後の世界)に帰る精霊を送るという意味をもつ盆行事の一形態で、この行事が一般に広く行われるようになったのは、仏教が庶民の間に深く浸透した中世-室町時代以降であるといわれています。五山のそれぞれの山にそれぞれの歴史が伝えられていますが、その起源には平安初期、室町中期、江戸初期ではないかと、さまざまな俗説がありますが、どれ一つとして明らかな説はなく、確かな記録も残されていません。

奈良大文字送り火

日本最大級を誇る「大」の文字。春日大社境内飛火野・高円山で行われるますが、戦没者慰霊と世界平和を祈る火の祭典です。午後6時50分より飛火野でおこなわれる慰霊祭は、奈良県出身の29,243柱の英霊を供養するため神式と仏式の両方が続けて行なわれる大変珍しいものです。 また、行事の中心となる「大」の字は宇宙を意味するといわれており、「大」を形作る火床の数は、人間の煩悩と同じく108ツあります。

川・海の送り火

嵐山灯篭流し(京都府)


嵐山灯篭流しは、昭和24年、戦没者の霊を慰めるため灯篭による供養を始めたことに由来します。
お盆には、私達のご先祖であるお精霊さま(おしょらいさま)をお迎えして供養のまことをつくし、お盆が終わったら極楽浄土へお送り致します。京都では、お送りの行事として五山の送り火がありますが、この灯篭流しもお送りの行事の一つです。つまりお精霊さまにこの灯篭に乗っていただき浄土へお送りするのです。年に一度、灯篭流しのご供養に皆様の参加をおすすめ致します。
8月16日(日没から21時)、渡月橋南詰め嵐山公園にて行われている。

永平寺大燈籠ながし(福井県)

曹洞宗大本山永平寺の役寮や雲衲衆、約150名による読経が営まれた後、 先人たちへの愛と感謝、供養の想いを込めて九頭竜川に約1万個の燈籠が流される同時に花火も楽しめるという、何とも美しい光の世界を満喫できます。

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