お葬式を行うにあたって、知りたい点としてよく聞かれるのが葬儀費用の相場です。後から後悔をしない葬儀をあげるためには、世間の相場を知ることは重要なポイントです。

全国の葬儀費用相場

 葬儀一式の費用  飲食接待費  お 布 施  総費用の合計
全国平均 126.7万円 45.5万円 51.4万円 199.9万円
北海道地区平均 98.3万円 57.8万円 46.4万円 147.2万円
東北地区平均 183.3万円 58.9万円 61.6万円 233.6万円
関東A地区平均
東京・神奈川・埼玉
126.7万円 52.5万円 55.7万円 228.2万円
関東B地区平均
千葉・群馬・茨城・栃木
115.9万円 43.5万円 46.1万円 222.0万円
中部A地区平均
新潟・富山・石川・福井
153.4万円 48.8万円 47.4万円 221.0万円
中部B地区平均
愛知・静岡・岐阜・長野・山梨
122.6万円 43.4万円 50万円 213.4万円
近畿地区 183.5万円 90万円 49.3万円 194.1万円
中国地区 112.2万円 11.9万円 67.2万円 192.3万円
四国地区 160万円 10万円 50万円 105.0万円
九州地区 92.2万円 79.3万円 29.6万円 146.3万円

財)日本消費者協会「葬儀についてのアンケート調査」平成22年11月実施

葬儀費用の全国平均費用、葬儀の形式と費用の内訳、及び費用面でより納得のいく後悔しない葬儀をあげるためのポイントをご説明いたします。

葬儀の葬儀費用平均

葬儀の形式、規模、地方によっての慣習、依頼状況等で費用は大きく異なりますが、少なくとも葬儀にかかる費用の内訳や葬儀形式とその相場を知った上で、より良い形で葬儀の依頼をする事をおすすめいたします。

葬儀費用の内訳

葬儀費用

葬儀費用の内訳は大きく3つの内容に分かれます。項目の内訳に関しては各葬儀社のプランや宗旨、地方の慣習によって違う可能性もあります。

  • 葬儀そのものにかかる費用
  • お棺や枕飾り、ドライアイス等、葬儀を執り行うにあたって必要な品物、サービスに対してかかる費用です。各品物のグレードアップや、項目の追加等を行った場合は費用が加算となります。

  • 立替費用
  • 参列者の飲食葬儀社が代金を立て替えた上で請求する費用です。参列者に対して提供する飲食費用、返礼品、寝台車等の車両関係、お供花等にかかる費用や自宅ではなく公営斎場や民間葬儀式場を使用する際の費用や火葬料金等がこちらに含まれます。

    参列者が多い場合や提供するお料理や返礼品の単価をあげる場合、車両の移動距離が長い場合等には費用が加算となります。また、斎場に関しては式場のグレードや使用時間、火葬場に関してはその火葬場により、またご利用者や故人がその自治体の住民かどうか等でも費用が異なります。

  • 宗教者様への謝礼
  • 読経や戒名(法名等)の授与等に対して払う謝礼となります。(日本消費者協会の平成22年度調査データによると、全国平均で51.4万円です。)
    宗旨や戒名(法名等)のランク、宗教者様のランク等で費用が異なります。但し、読経や戒名等が不要という場合は、この費用は発生しません。

葬儀の形式

葬儀の形式によっても費用は大きく異なります。形式によって、葬儀そのものにかかる費用及び実費が大きく異なるからです。

葬儀の形式ですが、「直葬」「1日葬」「家族葬」「一般葬」大きく4つに分かれます。

それぞれの形式について概要を説明していきます。

直葬(ちょくそう・じきそう)・火葬式

葬儀社様や地方によって「直葬」または「火葬式」とも呼ばれる形式です。通夜式や告別式などの宗教的な儀式を行わず、ご家族が火葬場に集まり火葬(荼毘)のみ行う式となります。予算的には一番少なく低価格(4.5万円~40万円くらい)で済みます。

1日葬(いちにちそう)・ワンデーセレモニー

お通夜を行わずに、1日で告別式と火葬を行う形式のお葬式となります。ご親族のみ、あるいは故人のもっとも親しい友人達とゆっくりとお別れの時間を設けられますが、葬儀自体は1日で済むためご予算は少なく済みます。

 「1日葬」=ワンデーセレモニーとも呼ばれます。

家族葬(かぞくそう)

親族のみ参列して行う葬儀を「家族葬」と呼びます。
ただし、以前は密葬の事を家族葬と呼ばれており、現在でも葬儀社によって「1日葬」や「一般葬」のプランを「家族葬」と名付けている場合もあるため、自分たちが希望する形でのお葬式なのかよく内容を確認される事をお薦めします。

参列者数が少ない分飲食等の費用が少なく済むため、各形式においての費用平均額は少なく済むケースが多い様です。

一般葬(いっぱんそう)

お通夜と葬儀式(告別式)を行う形式の葬儀となります。但し、2日間となるため葬儀費用がまた参列者が増える分飲食や返礼品にかかる実費合計額が高くなるケースが多いです。

その他の形式・様式

近年、故人やご遺族のご要望に応じ、葬儀も多様化しています。
宗教(宗旨宗派)によっても当然内容は異なりますし、近年では宗教色のない無宗教形式でのお葬式も割合が増えてきております。

加えて、斎場の代わりにホテルの宴会場など使って葬儀を行う「ホテル葬」、無宗教での1つの様式として読経の代わりに故人のお好きな音楽をかける「音楽葬」、密葬等の後に故人を偲ぶために行う「偲ぶ会」等、様式もまた多様化しています。

各葬儀社でもそういったご要望に応えるべく、様々な形式に対応する会社が増えてきています。

 近年、よく聞く「直葬」「家族葬」ですが、各葬儀社様ごとに内容が大きく異なります。家族葬は何人までの規模で何十万円以内に収めるという形が決まっていている訳ではありません。「直葬≠安い」「家族葬≠安い」ということではないので注意してください。

葬儀費用があがる場合

実際に葬儀を行ったが、請求書を見て"びっくり"したというケースが葬儀においてはよくあります。それを防ぐために、私共が独自で調査した費用が加算されるケースについてご説明します。

①病院・警察・老人ホームで紹介された葬儀社にお任せしていたら高い費用になってしまった。

故人が無くなった際、病院や警察署にて紹介された葬儀社に全てお任せしていたら、思っていたよりも高い金額になってしまったというケースです。
※病院や警察署で紹介された葬儀社に依頼した際に全てそうなるというわけではありません。

②互助会に入っていたのだが、オプション等の追加費用で結局高くなってしまった。

事前に積み立てで葬儀費用を支払い、残されたご遺族の負担を軽くするのが目的のシステムですが、オプション等の追加費用などで結局は高くなってしまうケースもある様です。

※互助会で積み立てを行った際に全てそうなるというわけではありません。

③見積もりからの費用のアップで高くなってしまった。

  1. 各品物のグレードアップ
    お棺やお料理・返礼品などのグレードアップで費用が高くなってしまうケース
  2. 参列者数の増加
    参列者数が、最初の見積もりよりも多くなった際のお料理や返礼品の費用分。また、それに伴い斎場等でより広いスペースが必要になったり変更した等のケース
  3. 寝台車、霊柩車の移動距離が長い
    葬儀プランに含まれる寝台車(ご遺体を安置所まで輸送)、霊柩車(ご遺体を安置所から火葬場まで輸送)の費用に含まれる距離上限(「○○キロまで」)を越えた際に追加で請求が発生するケース
  4. 見積もりになかった項目の追加
    上記のケース以外でも、入れるのが「一般的」だから等の理由で品物、サービス、サービス料〇〇%が追加されるケース

葬儀で後悔しないために

ここまでで、葬儀の大体の相場・費用の内訳など、また費用が高くなってしまう事例についてご存知いただけたかと思います。では納得できる費用にて葬儀を行うために気をつけるべき点をご紹介します。

事前調査をしっかり行うこと。

故人がお亡くなりになられてから、急いで葬儀の手配をした場合は費用以外の面でも納得しきれない形で葬儀を依頼するケースがでてきてしまいます。 また、葬儀社の担当の方との相性なども大きな要素となります。ご自身の葬儀、あるいはお知合いの方の葬儀でも事前に調査の上複数の会社に見積もり依頼を行い、ご希望に沿った費用と葬儀内容で依頼を行う事をお薦めします。

菩提寺の有無の確認。

お墓や納骨堂をお持ちで永代供養をお願いしているお寺(菩提寺)との付き合いがある場合、宗旨、お寺の様式に沿った葬儀をあげる必要があります。事前に菩提寺の方に相談をしておらず、後からトラブルになるケースがありますので、菩提寺があるかどうかを事前に確認するようにしましょう。

「総合計金額」での見積もりを依頼する。

見積もりを依頼する際に「総額で」いくらになるのかを必ず確認しましょう。それを行うために、以下を事前に確認しておくと総額での見積り依頼がスムーズになります。

  1. 希望の葬儀形式(直葬・密葬・家族葬・一般葬など)・宗教(宗旨宗派)。
  2. 参列者の人数(家族・親族・一般参列者の内訳)。
  3. ご遺体の安置搬送先及び通夜・葬儀を行いたい場所
    (自宅・集会場・宗教者関係の会館・民間葬儀式場・公営斎場 など)
  4. 故人の現住所(火葬場の使用料が変わるため)

※供養品・お料理などを葬儀社さんが手配する場合は、その分も含めて見積して貰いましょう。

病院や警察の紹介して貰った寝台業者(=葬儀社)にすぐには依頼しないこと。

病院でお亡くなりになられた際に、病院に紹介された移動や契約を急かされるケースもありますが、急ぐお気持ちはわかりますが、冷静になり一度比較検討をされる事をお薦めします。 また、ご遺体の移動(搬送)にあたり葬儀社側から葬儀の施工契約を強く薦められるケースもありますが、ここで安易に契約はしない様にしましょう。

契約が済んだ後では、業者の変更やキャンセルができません。大体の費用・葬儀知識を得るだけで、お葬式での失敗や後悔する可能性を大幅に減らす事ができます。実際にこういったケースのお客様で、こころとご縁をいただいた方で、よりよい葬儀をあげる事ができたというケースが数多くあります。

積み立てをしていた葬儀社の見積もり内容に納得いかない場合。

葬儀内容に納得がいかない場合は、いま一度ゆっくりと比較検討をするため他社の見積もり依頼をされる事をお薦めします。契約によっては別の葬儀社で葬儀を行う際には、違約金を支払うよう求められるケースもあるそうですが・・・。それを支払っても別な葬儀社に依頼した方が同じ内容でより割安となることもあります。

ご遺体の移動が済んだ後に高い請求をされた場合。

病院や警察から急ぎご遺体を移動する様に依頼され取り急ぎ移動したが、思いもよらない高い請求をされるケースもあると聞きます。こちらも内容に納得がいかない際は一度比較検討・他社の見積もり依頼をされる事をお薦めします。移動(=搬送)にかかった費用を支払ってでも、他の葬儀社に依頼をされた方が同じ内容でより割安となることもあります。

「すべてお任せします。」を口にしない。

当然ながら上記の様に費用が高くなってしまうケースが全てにおいて当てはまるわけではありません。急ぎの場合でもあってもお客様にとって最適な内容のお葬式をご案内する葬儀社さんは沢山あります。大切な事は依頼をする方がなるべく多くの情報をインターネットやお知り合いの方から話を聞くなどして、事前にたくさんの情報を収集し費用と内容について納得をした上で葬儀の依頼を行う事です。

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