
お葬式を事前に考える前に、葬儀本来の目的を考えてみましょう!
葬儀本来の目的とは?
残された遺族が、葬儀を通して故人との別れをきちんと理解し気持の区切りをつけること。 また、友人や親戚など故人とゆかりのある人々と共に故人とお別れをするための時間や空間(見栄や世間体を考えることではありません。)故人が迷わず安らかに「あの世」に行けるように冥福を祈るため。
事前に考えておく必要性
大切な方が、死亡してから慌てて葬儀社を選ぼうとするとトラブルにあいやすいものです。
事前に葬儀社の広告媒体(チラシ・TV(ラジオ)コマーシャル・インターネット・広告・タウンページなど)で選定し、葬儀社へご希望をはっきり伝えておくことで、
- 「思っていたものとはまったく違った」
- 「予定より派手になってしまった」
- 「予定していた金額よりも大きく上回ってしまった」
といったなど、葬儀後に不満を抱くことはないかと思います。
また、必ず見積を立ててもらい見積りを取っておくことで、費用に大きなずれが生じる心配も少なくなります。葬儀の時には身近な人の死で動揺していることが多いため、参列者の名簿作りなど事前にできることを進めておくことが、失敗や後悔のないお葬式を営む上でとても重要です。
「お葬式の準備は日頃から」
人生の最後をどのように迎えるか、最近ではご家族で話し合うことは決しておかしなことではありません。本人やご家族に取って本当にふさわしいお葬式を計画しそのために日ごろから準備を怠らないことがとても大切です。
具体的には、お葬式の規模(小規模・中規模・大規模など)や形式(直葬・家族葬・一般葬など)、予算、葬儀社の選定、参列者の名簿作り、写真(遺影写真)の用意、宗教(宗旨宗派)などについて調べて記入しておきましょう。
お葬式準備ノートを作成しておく
「お葬式準備ノート」=エンディングノートは、お葬式を事前に考えたり葬儀社さんへ相談にいく前に、ご自身あるいはご家族の考えを整理するためのノートです。(市販のノートやワード・エクセルで作成したものなどでも伝えたいことが分かれば十分です。)
お葬式準備ノート記載内容
- 経歴や趣味等
- 交友関係や地域との関係等
- 宗教について(仏教・神道・キリスト教・無宗教)
- お葬儀で最も大切にしたい事
- お葬儀の場所や飾りの希望(自宅・公営私営斎場など)
- お葬儀の規模(直葬・家族葬・一般葬)
- その他の希望(派手にしないで欲しいなど)
- 費用の見込み(葬儀費用+お布施等+返礼品+お料理代=総額〇〇〇万円)
※上記項目が明記されているとご家族のご負担も軽減し葬儀社選びもスムーズに進みます。
お葬式を事前に考えたときのメリット10
- 自分や家族の要望をしっかり把握でき形にできる。
- 希望に見合ったお葬式ができる。
- ゆっくりと考えて交渉ができる。
- いざという時に落ち着いて行動できる。
- 事前に概算費用を把握できる。
- 葬儀内容を理解しながら、自分のペースで進められる。
- 打ち合わせに時間を取られず、ゆっくりお別れができる。
- 葬儀社の選択に時間をかけられる。
- 担当者(葬儀社)の人選を失敗しない。
- 連絡先(訃報案内用紙)などを用意しておくことが出来る。